アフィリエイトで稼げるようになった!
副業したいけど税金とかってどうなるの?
アフィリエイトや副業で稼ごうとしたときに常にくっついてくるのが「税金」の話ですよね!
普段会社で働いているだけだと、会社が勝手に所得税を引いてくれて、後は住民税を払えばOKなので、普段自分から税金を調べることはそうそうないはず
しかし、副業でかなり稼いできた、会社をやめてフリーランスとして独立した、なんてなると税金の計算は自分でしなければいけません!
実は、私の父親もサラリーマンをやりながら太陽光発電所を経営している太陽光おじさんなので、2,3月になると確定申告の嵐でヒイヒイ言っているのをよく目にしてました(笑)
税金の申告ってめんどくさいイメージだけど、実は知っておくとお得になる場合もあるので、ぜひ、皆さんに知ってほしい!
そんな気持ちで今回はシューマツワーカーさんの「今だから聞いておきたい副業と税金のはなし」のイベントに参加したのでイベントの内容をまとめてみました!
事業所得と雑所得について
事業所得と雑所得はどちらも経費を収入から差し引けるという点では同じですが、事業所得には青色申告ができるなど、雑所得にはないお得な制度があります。
特に、青色申告は事業所得と不動産所得に限って申請することができるので、雑所得よりも有利となるものが多いです。
事業所得とは
事業所得でできることは以下のものがあります。
・給与所得等との損益通算
・青色申告特別控除
・青色事業専従者給与
・純損失の繰り越しと繰り戻し
・30万円未満の少額減価償却資産の特例
要するに、控除や経費などにできるものが増えて税金を減らすことができるのが事業所得です!
そういうわけではないんです!
事業所得として認められる条件には以下のものがあります。
・一定規模の収入が継続して得られること
・相応の労力を要する
・人や設備を投入している
・職業として認知されている
・生活の糧となっている
上記の点が基準とされ、総合的に判断されます。
雑所得とは
雑所得は事業に満たない副業や副収入が対象になります。
例えば、アフィリエイトでの収入やオークションでの販売収入、FXの利益などが雑所得になりますね!
ちなみに、給与所得者の場合は雑所得が年間20万円以内(必要経費を差し引いた数字)なら確定申告をしなくても大丈夫です。
20万を越えると確定申告が必要になり税金もかかってくるので注意しましょう。
事業所得の方が経費の申告など、得が多いように見えますが、実は雑所得の方が得になる場合があります。
「雑所得が20万以下の場合は雑所得の申告をしなくていい」
というものがあるので、一か所でのみ働いている場合、その会社が源泉徴収をしている場合で雑所得が20万以下の場合は確定申告の必要がありません
しかも、報酬ー経費=20万以下であればOKです!
※2か所で給与をもらっている場合は確定申告が必要です。
ちなみに、ここで「報酬」と記載しましたが、給与か報酬かは会社との契約形態によって変わります。
雇用契約の場合⇒給与
請負契約の場合⇒報酬
なので、自分で給与か報酬かを決めることはできません。
基本的には個人事業主の報酬がいいかもしれません。
帳簿を作るだけで、控除もらえるので。
ただ、給与にもみなし経費のようなものがあるのでどちらがいいかはケースバイケースになります。
事業所得と雑所得の決め方
事業所得かどうかは基本的には皆さん自身が決めることになります!
ただ、素人判断できない部分に関しては、税部署に相談したり、税理士に相談するとよいですね!
また、基本的に所得というのは下記の計算式になります。
売上ー経費=所得
売り上げはフリーランスでの報酬、クラウドワークスなどのアウトソーシングでの報酬、友達に絵を頼まれて報酬を受け取った、アフィリエイトでの収入などのことです。
経費はアドビなどのソフトウェア代、情報交換会(という名の飲み会)、業務上必要な書籍などが当てはまります。
経費について
さて、所得の計算式に書いてある経費について、みなさんはどんなイメージを持ってますか?
こんなことを聞いたことはありますか?
事業主の観点からすると、実は「経費で飲める」というのは会社が飲み代をまるまる払ってくれて無料になる、という訳ではありません。
経費とは、利益の計算上差し引きするもので、払う税額の計算は下記の計算式に当てはめて行われます。
売上ー経費=利益
利益×税率=税額
なので、経費を使えば税率をかける「利益」が少なくなる訳ですから、経費を使うほど税金が安くなる、という仕組みになります。
またこの場合、領収書はきちんと取っておきましょう。経費の記録のため、また、万が一税務調査が入った時のエビデンスになります。
実は、何でもかんでも経費になるわけではありません。経費として扱われるもののは「事業に直接的に要するもの」であることが条件になります。なので、
・猫のえさ代
・子供の保育代
・プライベートの旅行
・息抜きのマンガ(デザイン資料はOK)
このへんは経費にならないです!
これは、サラリーマンは基本的に経費を自分の確定申告の計算に入れることができないので、公平を期するために、事業に要するものだけ、となっています。
プライベートと仕事で使っているものの経費の扱い
基本的には仕事でどのくらい使っているかによりますが、大体は一部が経費になります。
ですが、実際は70%くらい経費にしても大丈夫な時もあります。例:住居とし事務所が同一の場合
また、携帯やネット代は全額経費にしてもOK!
情報交換会(という名の飲み会)も経費になります(笑)
ただし、服と旅行はプライベートとしても使えてしまうので経費として見なされないことが多いです。(ツナギなど、仕事にしか使えないものは経費でOKです!)
ちなみに、私の父の太陽光おじさんは車の半分を経費にしてました。何百万円の経費…(笑)
経費にするものの値段と減価償却
基本的には10万円以下は経費でOKです。
10万円を超えているものに関しては、青色申告をしていれば30万まではその年でOKです。
ただし、30万以上のものは資産になってしまうので別の計算が必要です。
例えば、100万のサーバーを買った場合などは、減価償却というものを含めて計算が必要になります。
また、元々持っていたPCなどを会社用として使う場合、買った時の領収書があれば、減価償却をして、経費として認められる場合あります。
源泉徴収について
ここで、副業/複業ワーカーのみなさんに知ってほしい源泉徴収について書いていきます。
みなさんは、給料明細ってちゃんと見てますか?
実は会社から報酬を受け取るとき、本来受け取る金額より10.21%少ないことがあります。
これは源泉徴収と言って、労働者の代わりに会社が税金を払っているからなのです!(税金の前払いのようなイメージ)
通常、多く天引きした分は年末調整で返ってきます。
しかし、途中で会社を変えたり、副業などの場合は多く天引きされたままの場合があります。
この場合、多く支払った差分は確定申告をすればで戻ってきますので、ちゃんと確定申告をすると良いですよ!
例えば、収入が195万円だったら通常払う所得税は5%程度なので、差分の5.21%は確定申告で返ってきます。かなり大きい額ですよね!
確定申告をする場合は報酬を書いた紙、源泉徴収票をもらう必要があるので、注意しましょう!(通常1〜2月に届きます)
青色申告について
さて、次は事業所得にした時に申告方法として利用できる「青色申告」についてです。
青色申告って?
青色申告は事業所得と不動産所得に限って申請することができる申告方法です。
雑所得などでは使えない、控除が受けられたりとメリットがあります
青色申告のメリット
・青色申告を使うと特別控除が取れる(65万で10万の控除)
・配偶者に給料が払える
※基本的に配偶者への給与は経費に含まれないので配偶者の給与を経費にしたい場合は別途申請が必要です。
・赤字の繰り越しができる
→赤字は申告すれば収入から差し引きして、支払う税金を減らすことができます。
青色申告は事前に承認申請書を税務署に提出しておく必要があるので注意しましょう!
確定申告で副業が会社にばれてしまう理由
さて、ここまで副業複業言っていますが、まだまだ副業を禁止している会社がありますよね。
バレる場合とバレない場合があります!
そもそも、副業がばれる仕組みは
会社が社員の給与を税務署と市区町村に申告し、ここで住民税が計算されて、各個人に請求が行きますが、もし個人で確定申告をして、副業の収入を申告していた場合、会社の給与+副業で再計算されるため、特別徴収として会社から天引きされる額が変わるので、それで会社側に副業がバレてしまいます。
しかし、給与以外にかかる所得を自分で払えば、会社に副業はバレません!
確定申告時に使用する確定申告書の用紙の2枚目にある「住民税・事業税に関する事項」(確定申告書Bの右下)の『住民税の徴収方法の選択』という項目があり、「自分で納付」にチェックを入れると、会社には副業の収入に対する住民税の通知はいきません。
自分で住民税を市町村役所に支払うのは忘れないようにしましょう!
ただし、これは報酬の場合のみで、給与の場合は会社に一括になってしまうので注意してください。
確定申告について
無申告加算税が取られたり、延滞税が発生するケースがあります。
税額が大きいのに、確定申告をしなかった場合は税務調査に入られることもあるので、申告はしっかりしましょう!
特に、仮想通貨系の収入は雑所得になりますが、利益は20万以上出ているのに確定申告をしなかった場合、税務調査に入られる可能性が高いので注意が必要ですよ!
税務調査について
安心してください。
税務調査に関してですが、確定申告書を出す時は基本的にはノーチェックです。
ですが、ある程度の期間が過ぎると税務署が何年分かをまとめてチェックするので、遡って追税されることもあります。
しかし、税務調査は収入の多い人から行われているため、副業程度の場合は税務調査に入られることはほとんどありません。
万が一、税務調査に入られた場合に証拠になるように領収書の保存は必ずしましょう。
ちなみに、家賃などは通帳のコピーでOKです。
まとめ
いかがだったでしょうか。
税金は「払わなければいけないもの」で、払わないという方法を探すのは難しいですが、払う税金を少なくする方法はたくさんあって、税金について知っているのと知らないのでは大違いですよね。
特に、個人事業主の場合は事業所得or雑所得で変わってきますし、経費について知っていれば税額も変わってきます。
それにしても、学ぶことが多すぎて、今回のシューマツワーカーさんのイベントのように、副業をする人に必要な知識をざっくり説明してくれるというセミナーは本当にありがたい…!
他にも、住民税を減額するふるさと納税や医療費控除などの話も今後まとめていければと思います!
今回、シューマツワーカーさんのイベントで税金にについて教えてくださったのが「税理士ドットコム」さんでした。やっぱり個人事業主などでも事業が大きくなると税理士さんに任せた方が良さそうですね。
私の父(太陽光おじさん)も自分で税金関係のことをやるのは時間がもったいないので税理士さんにお願いしてました。
また、無料の税金に関する相談や、税理士版知恵袋みたいなものもあるらしいので、税金について知りたいなーなんてぼんやりした質問でも、ぜひチェックしてみてください!
今回のイベントの主催のシューマツワーカーさん、週末などの空き時間にできるようなエンジニアやデザイナーの方の副業案件を紹介してくれるので、ぜひチェックしてみてください!
私もエンジニアだったら使いたい、、、!
副業でいうと、「クラウドワークス」なんかのフリーランスのマッチングサイトなんかも有名ですよね。
こちらはライターの案件もあるのでおすすめです!
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私も副業したい…!でもまずはブログをコツコツ書いて、ライティングスキルやマーケティング知識をつけるのが一番の近道な気がします。
会社の給料に頼るのではなく、副業で稼ぐと心のゆとりにも繋がりますね。がんばろう…!