こんにちは!えるも(@chanmoexx)です!
先日「やりたいことを加速させる20代女子の人生デザイン論 ーパートナーシップのありかたを考える」のイベントに行ってきたので、イベントの内容を記事にしてみました!
「女性としてのキャリアとプライベートのバランスに悩んでる……」
「忙しくてもパートナーと仲良く過ごすコツを知りたい!」
こんな悩みを持つ方に役に立つ内容にっているので、ぜひご覧ください!
パネリストは今をときめく女性起業家たち!
あつたゆかさん
株式会社すきだよ代表取締役。「誰もが好きな人とずっと幸せでいられる社会をつくる」をビジョンに事業を行う。
2018年11月にパートナーを大切にしたい人同士のコミュニティ「スキ活サロン」の運営を開始し、パートナーへの愛をオープンに語る「のろけBAR」などの事業を行う。2019年9月に結婚前にパートナーと価値観を確認できる「ふたり会議」をリリース。趣味は夫♡
中村朝紗子さん
株式会社Morning Labo代表。
少林寺拳法に夢中だった青春を経て自分の「あったらいいな」だけを詰め込んだサービス『撮影女子会』で21歳で起業。 全国に広がる早起きコミュニティ『朝渋』と、エンパワーメントブランド『Qn』に奮闘中! 瞳を輝かせながら、鮮やかに生きる人を増やす。
福田えりさん
株式会社SHEの共同創業者/取締役/CCO。リクルートを卒業して2年半前に私らしい働き方を叶える場所『SHElikes』で起業。
Webデザインの講師もやってます。旦那さんが大好き。5月くらいに母になる予定。会社経営と母をやっていく。
MC 吉田勇佑さん
IWAI OMOTESANDO General Manager
学生時代に起業を経験後、ITベンチャー企業であるVOYAGE GROUPに入社。
広告営業、事業創出を経験後、自身の結婚式をキッカケに、初代人事として株式会社CRAZYへ参画。人事責任者として、4年で97名の社員を独自の手法で採用。
現在はCRAZYの新規事業であるIWAI OMOTESANDOのGeneral Managerを担う。高校生から12年付き合い6年前に結婚したパートナーに、今も夢中。
今回のパネリストは起業家として活動しながら、パートナーとの関係を考える女性たち。仕事と家庭、キャリアとパートナーの関係……世の女性が悩む問題を彼女たちはどのように乗り越えているのでしょうか?
女性起業家たちの原体験
”呪い”から解き放たれたくて
吉田勇佑さん
みなさんはどうやってキャリアを形成してきたんですか?
あつたゆかさん
私のきっかけは、学生の時に4、5年付き合ってた彼氏に「ゆかの方がいい会社行きそう」という理由で振られことでした(笑)
あつたゆかさん
そういう「男の人の方がいい就職先に行くべき」とか「女性の方が家事をすべき」という”呪い”のない環境に行きたくて……それでサイボウズやキッズラインで働くようになりました。
あつたゆかさん
パートナーシップの発信のきっかけは、夫との家庭内ルールのツイートがバズったことでした。そこで「みんなパートナーとの関係性に悩んでるんだ」と思って、パートナーシップの発信をしようと思ったんです。
あつたゆかさんの家庭内ルール「おおざっぱ王国と神経質な国」のツイートがこちら▼
あつたさんの原体験は「男性は〇〇」「女性は〇〇」という”呪い”のような固定観念への対抗心だったんですね。
パートナーシップも、みんなが悩んでいるけど誰も積極的に発信をしてこなかったことに着目して、発信を続けたのがいまのあつたさんの活動にも活きています。
女の子が主役になれる場所を作りたくて
中村朝紗子さん
私、学生時代はずっと少林寺拳法をやっていたのですが、今まで女の子らしいことをしていなくて……「女の子らしいことしたい!」と思って大学デビューをして、雑誌の編集部でアルバイトをしていました。
中村朝紗子さん
編集部でモデルさんの撮影を見て「日本で女の子が主役になれるタイミングって、成人式や結婚式くらいしかないのかな?」と疑問に思ったことがきっかけでした。そこで女の子がメイクアップして写真を撮って、特別な時間を過ごせる『撮影女子会』を立ち上げました。
吉田勇佑さん
王様のブランチとかにも取り上げられててすごかったですよね!
中村朝紗子さん
そうなんです。でもその後に病気になっちゃって……重なってチームとうまくいかない、恋愛もうまくいかないなんてことがありました。
中村朝紗子さん
その時に早起きコミュニティの『朝渋』に入って、今の夫である5時こーじと出会いました。夫が、仕事もプライベートも一緒にやっていく『公私混同経営』を提案してくれて、今の私がいるんです。
自分が欲しいものを実現するために学生で起業した中村朝紗子さん。一人で限界に感じていた仕事を支えてくれた5時こーじさんの『公私混同経営』についてはこちらのnoteで読めます!
海外留学で起業家に出会って
福田恵里さん
私は学生の時、すごいギャルだったんです(笑)でも大学でサンフランシスコに留学した時に、現地の起業家やエンジニアに会って……同い年なのにこんなにすごいことをやっているんだ!と感動したのがきっかけですね。
福田恵里さん
「私も何かWebサービスを作ってみたい!」と思ってデザインとプログラミングを始めました。でも当時はエンジニアは男性ばっかりだったので、女性に向けたプログラミングとデザインの講座を作ったらいろんな人に喜んでもらえたんです。
福田恵里さん
「ただのギャルの私が誰かに影響を与えられた!」と感動して、もっと自分でサービスにしてみたくなって始めたのが今の『SHE likes』でした。
本気でギャルをやっていた福田恵里さん。海外の出会いから自分でデザインとプログラミングを始める行動力は大尊敬です!
失敗を考える前にまずやってみる
吉田勇佑さん
みなさん起業をしていますが、どうすればそんなチャレンジができるんでしょうか?
福田恵里さん
みんな「会社をやめるか続けるか」の二者択一で考えますが、今の時代は色んな選択肢があるので、まずは自分でやってみたらいいと思うんですよね。それで形になって初めて会社をやめる選択肢をを考えればいいんです。
あつたゆかさん
私も先日『株式会社すきだよ』を立ち上げたんですけど、30万円あれば会社って作れるんですよ。結婚式より安いじゃないですか(笑)
あつたゆかさん
何かをやってみて失敗したとしても、学べることはたくさんあります。挑戦での学びが本業に活きることもあるので、とりあえずやってみればいいんじゃないでしょうか。
中村朝紗子さん
私は立ち止まってる時に悩むんですよね。なので悩まないためにとにかく行動しています。私が自分が欲しくて立ち上げた撮影女子会のように、まずは自分がワクワクすることをやってみるのがいいと思います。
吉田勇佑さん
なるほど。「まずやってみる」と思うのそ最初の一歩ってどうやって踏み出せばいいのでしょうか?
中村朝紗子さん
何をするときも「恥も恐れも土に還る」と思うようにしてます。やった結果失敗しても、それはいつか死んだら私と一緒に土に還るので別に恥ずかしくないやって(笑)
福田恵里さん
私は失敗が一番学べると思っています。結局やらない人はずっと悩むのですが、悩んでる時間の方がよっぽど不利益だと思うんですよね。
福田恵里さん
失敗を経ると2,3倍成長するので、失敗するためにチャレンジをする気持ちで挑戦し続けています。
あつたゆかさん
会社員でのチャレンジって最悪の場合があんまりないですよね。会社員って週2日くらいは好きなことできるので、会社をやめないで副業でチャレンジするのも一つの手かな、と思います。
いきなり会社をやめたり、起業を考えるのではなく「まずやってみること」が大事なんですね。
夫婦は”チーム”
吉田勇佑さん
ここからはパートナーシップについて聞いていきたいと思います!みなさんはなぜ結婚しようと思ったんでしょうか?
中村朝紗子さん
今までキャリアと女性の幸せはトレードオフだと思ってたんです。どちらかを選ばなくてはいけない、みたいな。それに私って強そうに見えるのかモテないんですよね……(笑)
中村朝紗子さん
でも私にはこの生き方しかないと思っていたところで、今の夫に出会いました。夫と出会ってから「結婚したら仕事は諦める」という考えではなく、夫婦は”チーム”で、お互いのエネルギーを増大できる存在だと気づきましたね。
あつたゆかさん
私は夫婦って”補い合う関係”だと思っています。私は料理苦手だけど旦那は料理が好きで、そうやってお互いの得意不得意を補い合う存在で……ダメなところもまるっと受け入れてくれるところが結婚した理由です。
福田恵里さん
私は夫婦それぞれで起業しているんです。お互い「趣味=仕事」という価値観ですね。
福田恵里さん
結婚してよかったことは「世界中に嫌われていてもこの人に好かれたらいい」という存在ができたことでした。もともと私は自分に自信がなくて人の目を気にしていたんです。
福田恵里さん
そうなの。気の弱いギャル(笑)でもそんな夫の全力の信頼があるから「なんでもやってやろう!」と思えるようになって……そこから自分に自信がついてうまくいくようになりました。
中村朝紗子さん
私も結婚して「帰ってこれる場所ができた」と感じられるのは大きいですね。
福田恵里さん
ちなみに夫は、私は放っておいても死ななそうと思ったのが結婚した理由らしいです(笑)
中村朝紗子さん
今は王子様を待ってる時代じゃないですよね。二人で頑張ろうと言いあえるのがパートナーだと思います。
どの夫婦もみんな「夫婦=支え合うパートナー」という考えでした。夫婦は”チーム”と捉えるのが令和のパートナーシップのあり方ですね。
人間らしさ・ストーリーを伝えることで応援される
吉田勇佑さん
次の質問です。「みなさんが応援される理由は何だと思いますか?」
あつたゆかさん
応援される理由ってなんだろう(笑)ツイッターでテストマーケしたり、人から意見をもらったりして周りを巻き込んでたりしてることですかね?
吉田勇佑さん
僕があつたさんと初めて会った時に、すごく僕に興味を持ってくれて……そういう日々の人とのコミュニケーションで信頼が生まれて、応援したくなると思うんですよね。
中村朝紗子さん
自分の想いやストーリーを伝えてくことって大事だと思うんです。私は泥水すすっていた時代(笑)や人間っぽさのあるの物語を発信しています!
福田恵里さん
私は自分の弱みを含めて発信することも大事だと思うんです。自己開示をすることで「この人も人間だな」と思って応援してもらえるんじゃないでしょうか。
福田恵里さん
あと、人を攻撃しないことは大事ですよね。男女とか敵味方関係なく、みんながハッピーになる設計とコミュニケーションを心がけています。
今回のパネリストたちが応援されるのは、彼女たちが日々、事業にかける想いやストーリーを伝え続けているからなんですね。
ラブラブの秘訣は?起業家夫婦のコミュニケーション方法
吉田勇佑さん
次の質問は「ラブラブを保つための秘訣を教えてください!」だそうです!
あつたゆかさん
「人格否定をしないこと」ですね。私たちはいらいらした時に、相手が悪いというのではなく「おおざっぱ王国と神経質の国では文化が違う」と話し合うようにしています。
中村朝紗子さん
「お互いの応援団長でいること」です。相手には「あなたは最高だ!もっとやれ!」という気持ちで接しています。
中村朝紗子さん
また、私たち夫婦では「SAY文化」というのがあります。「なんで言わないの?」というのではなく、「〇〇してくれてありがとう、say!」と相手に言ってリピートさせるんです(笑)ありがとう、ごめんねをしっかり伝えたり、「ラップで喧嘩」をしたり……二人ができるだけご機嫌に過ごせるように、お互いへのネガティブな気持ちは外へうまく逃がすようにしています
夫婦喧嘩防止の秘訣『SAY文化』▼
福田恵里さん
私たちは「枕言葉」をつけるようにしています。話をする時に「これは共感が欲しいです」など共感かアドバイス、どっちが欲しいのかをはじめに伝えて期待値調整しています。
福田恵里さん
あと「根本原因を話し合うこと」は大事ですよね。前は家事をどっちがするかでケンカしてたんですが、話し合ってみるとそもそも「お互い家事やりたくない」ということが一番の課題だったんです。そこで家事をなるべく自動化したり、家事代行を頼んだりして家事なしで生活できるようにしたら、ケンカもなくなったんです。
やりたいことっていつやればいいの?
吉田勇佑さん
みなさんは、やりたいことっていつやっているんですか?
中村朝紗子さん
私は早起きをして朝の時間を使っています。夜の時間だとエネルギー使い切っちゃってるし、ネガティブにもなりやすいです。だから私は早起きをするのが、高いパフォーマンスの秘訣です。
あつたゆかさん
よく「全部中途半端になってしまう」という方がいるのですが、中途半端になってもいいと思うんですよね。やっているうちに何を優先するべきかわかるようになるし、取捨選択はいつでもできます。
福田恵里さん
わくわくすることだけやればいいと思います。やらなきゃいけないことって、自分がやらなくてもいいことがほとんどなので、それをどうやって解決して、手放して行くかを考えるんです。そうすると、自分がワクワクすることだけができるようになります。
「やらなきゃいけない」「こうしなきゃいけない」を減らして、わくわくすることに目を向けていくのが、やりたいことができる人生を手に入れる第一歩になります。
キャリアと結婚・子育てに悩む全ての女性たちへ
福田恵里さん
結婚などのライフプランは遠いからこそキャリアが不安になりますよね。大丈夫、みなさんの未来は明るいです。自分のやりたいことを全部両立できる人生にできますよ!
そのために、好きなことだけ、欲張りな人生を目指して欲しいなと思っています。
中村朝紗子さん
人生は一回しかないんですよね。
辛いことをしているとエネルギーが奪われていくのですが、やりたいことは自分からエネルギーが湧き出るんです。そして、パートナーといるとそのエネルギーが増大する。
そうやって「好きなことって全部できるんだよ」というのを実現していきたいです。そして、そんな人が増えていったらなと思っています。
あつたゆかさん
「キャリアとプライベートを頑張って両立しなきゃ」と思うのが平成でした。
でも令和の時代は「プライベートが充実すれば仕事もうまくいく」という好循環がで生まれるのがパートナーシップの形になると思います。
これからの時代は好きなことを諦めずに、仕事もプライベートもやりたいことも全部できるんだよ!と心強いメッセージをいただきました。
忙しい中でも、パートナーとの関係性やプライベートも両立する女性起業家たち。共通点は「好きなことをまずはやってみること」と「パートナーと高め合うこと」でした。
やりたいことがあるけど、周りの目や今の状況でできないと諦めている人は、まずは自分がわくわくすることを小さくはじめてみてはいかがでしょうか。
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